※2023年8月に3泊4日で訪れました
コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド(以下、コンラッドモルディブ)は空港から水上飛行機で30分の南アリ環礁にある5つ星ホテルです。
1997年にできたホテルですが、大規模なリノベーションを経て2022年2月にリニューアルオープンしました。また2018年には世界初の海中レジデンス「ザ・ムラカ(THE MURAKA)」が開業しました。
開業したのが20年近く前ということで古さを感じた箇所もありましたが、とにかく海が綺麗で感動の連続でした!
今回、コンラッドモルディブに3泊したのでレビューします。
水上ヴィラ2泊と、ザ・ムラカ(1泊500万円)1泊です。水上ヴィラでは、古いタイプと新しいタイプに泊まったので、計3部屋を紹介します。
満足度についてですが「正直二度は行かないかな〜」「またモルディブいくなら別のホテルにしてみたいな〜」という感じです(とてもいい思い出ができたのは言うまでもないです。とくにザ・ムラカは夢の中のような体験でした!)
ちなみにリッツ・カールトン モルディブはコンラッドモルディブと同価格帯ですが「これ以上気にいるホテルはなさそう…」と思えるほど素敵なホテルで、モルディブいくならリッツカールトンをおすすめしたいです。
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コンラッドモルディブに泊まってみての感想
モルディブでは、コンラッドモルディブ以外にリッツカールトンモルディブにしか滞在したことがないので、少し視野が狭い感想になってしまうかもしれませんが、感じたことを紹介します。
個人的には「もう泊まりに行かないな〜」という感じでした。
ただ、ザ・ムラカに限っては何度でも行きたいです。今後の人生であれ以上のあれ以上の部屋に泊まることは無いだろうと感じるほど半端なかったです。
海がかなり綺麗
リッツ・カールトン モルディブは人口の島だったためか、コンラッドモルディブがある位置の問題なのか、2津のホテルを比較するとコンラッドモルディブの方が海が綺麗に感じました(当日の天気や潮の満ち引きの要因が大きいため、一概には言えないですが)
僕自身、宮古島に1年ほど滞在したり、沖縄離島を10以上巡っていたり、ハワイやプーケットのような海外リゾートもいくつか訪れましたが、コンラッドモルディブの海がダントツで綺麗でした!
僕はやらなかったですが、アクティビティでジンベイザメウォッチングや釣りなどが充実していたので、その点でも海にまつわることはとても凄そうでした。
施設は古臭い
コンラッドモルディブは1997年にできたホテルなので、全体的に古臭さを感じます。
2022年2月にリニューアルオープンしたとのことですが、リゾート全体が洗練されている感じは正直なく、(言い方悪いですが)発展途上国のリゾート地みたいな印象を受ける箇所もありました。
部屋の設備も残念な箇所が多々あり、水しか出なかったり、お湯が出てくるまで時間がかかったりなどもありました。
1泊30万円ほどということを考えるとちょっと悲しい気持ちになります…
ですが、施設内にところどころあるおしゃれスポットやプールはテンションが上がりっぱなしでした!
敷地がかなり広いので、あまり人に会わなかったのもよかったです。
部屋のタイプ
コンラッドモルディブの部屋は大きく3種類あります。
タイプ | 広さ(m²) | |
---|---|---|
ザ・ムラカ | ザ・ムラカ | 650 |
ビーチヴィラ | ビーチヴィラ | 149 |
デラックスビーチヴィラ | 300 | |
ビーチスイート | 668 | |
水上ヴィラ | 水上ヴィラ | 86 |
スーペリアウォーターヴィラ | 76 | |
デラックスウォーターヴィラ | 115 | |
リトリートウォーターヴィラ | 150 | |
ファミリーウォーターヴィラ | 151 | |
プレミアウォーターヴィラ | 152 | |
サンセットウォーターヴィラ | 452 |
水上ヴィラでは、ザ・モルディブ!という感じの桟橋にあるパターンとそうではないパターンがあるので、予約する際には注意してください。
ザ・モルディブ!のヴィラは随時改修しているみたいで、場合によってはかなり古臭い部屋にされてしまう可能性があります。
また水上ヴィラによっては大人のみのケースもあります。子連れの場合には注意してください。夫婦などでゆっくり過ごしたい場合には、大人のみの方がゆっくりできておすすめです。
食事はあまり美味しくない
3泊したので、3回ディナーをしましたが、正直どこも値段の割にあまり美味しくなかったです。リゾート価格なので仕方ないですが、コスパ悪いな〜と感じました。
朝食は、日本で言うところのファミリー向けのリゾートホテル(1泊1部屋で〜4万円ほど)のクオリティでした。
ロケーションがいいので、それがあってとても美味しく感じましたが、味だけで言うと普通です。2日間、レストランで朝食をいただきました。
朝食は基本的にビュッフェ形式で、卵料理などは選んで注文する形でした。
スタッフの対応は…
コンラッドモルディブでは、滞在中ずっと1人のバトラーさんが対応してくれます。
バトラーさんはもちろん、スタッフの方々はとても親切でかなり好印象でした。
ですがスタッフの方々がうるさいという残念な点があります。
コンラッドモルディブでは、スタッフの下宿先?が近くにあるため、騒いでるのが普通に聞こえました(笑)
休憩中なので仕方ないかもしれませんが、雰囲気が壊れてたのでちょっと残念でした。
アクセスはふつう
コンラッドモルディブは、モルディブの玄関口であるマレ国際空港から水上飛行機で30分の南アリ環礁にあります。行き方は水上飛行機のみで、ボートではアクセスできません。
水上飛行機で30分というのは長くもなく短くもなく、という感じで、リッツカールトン モルディブの時はボートで1時間くらいでした。
ちなみに水上飛行機は、別会社が運営しているのでコンラッドが関係ないのですが、水上飛行機は結構きつくて劣悪な環境でした(笑)
古いプロペラ機って感じで、音がすごくて揺れもすごかったです。晴天でも三半規管が弱い人は吐いちゃうだろうな〜と感じるほどでした。
リッツ・カールトン モルディブに行った際は、かなり豪華なボートで行ったためとても快適だったのもあって、ちょっと残念に感じました。
外の景色が見れたり、水上で離発着する経験ができたり、というのはありますが、もしボートと飛行機が同じ時間・価格だったら僕はボートを選びます。
ただ、ボートは海が荒れてたら最悪みたいなので、水上飛行機は40~80点でボートは10~90点と幅広いので、水上飛行機の方がまだローリスクなのかもしれません。
水上飛行機は乗合なので、空港に着いたタイミングによっては待合室でかなり待たされるみたいです。そこは結構大きなデメリットだな〜と思います。
コンラッドモルディブの宿泊レビュー
実際にコンラッドモルディブに滞在した様子を紹介します。
- 空港〜ホテルまで
- チェックイン
- お部屋(3タイプ)
空港〜ホテルまで
マレ空港からホテルへのアクセスは水上飛行機のみです。ホテルの飛行機ではなく、おそらく普通の企業が運営している航空会社の飛行機なので乗り合いです。
往復で1人6万円ほどでした。プライベート水上飛行機も利用できるのですが、おおよそ60万円ほどでした。
空港に着くとホテルスタッフの方が水上飛行機に乗るための場所に送迎してくれます。
待合室で待つのですが、タイミングが悪かったら結構待たされそうな雰囲気でした。僕らはすぐに案内されました。待つ場合には専用ラウンジに案内してくれるみたいです。
待合室から飛行機乗り場までは徒歩ですぐでした。乗り込むとすぐに出発しました。
飛行機はただのプロペラ機なので、かなりうるさく揺れもすごいです。
晴れてて風もあまりなくても酔いそうだったので三半規管が弱いとかなりきついかもしれません。天気悪かったら吐いてもおかしくないな〜と感じるほどでした。
酔いやすい場合には酔い止めを飲んでから乗るのをおすすめします。
チェックイン
コンラッドモルディブに到着すると、バトラーさんが出迎えてくれます。
チェックインカウンターなどはなく、飛行機の乗り降りの際に利用されるラウンジっぽいスペースでチェックインの手続きを行いました。
チェックインが終わると、バギーでホテルの施設案内を受けつつ部屋まで送り届けてくれます。
1泊目:水上ヴィラ(サンセット)
水上ヴィラ(サンセット)は比較的新しそうなお部屋でした。
室内は以下のような感じです。
かなりスタンダードな部屋で、とくにすごいポイントはないのですが、ちょうどいい広さで洗練されている感があったので個人的に好きで居心地がよかったです!
デッキは以下のような感じです。
デッキからはずっっっっと遠浅で綺麗な海が広がっていて、息を呑むほどの絶景です。僕が遊んだタイミングでは、200mほど行ってもずっと足がつく深さでした。
サンセットが見れる部屋ではありましたが、時期的な問題か、海に出ないと見れませんでした…
絶対に夕陽が見たい!という場合には、予約した段階でしっかりと伝えておいた方がいいかもしれません。
2泊目:デラックスウォーターヴィラ
デラックスウォーターヴィラは、THE・モルディブという感じで桟橋にあるタイプのヴィラでした。
室内は以下のような感じです。
節々で古さを感じました。タイなどのリゾート地のような感じで、超高級ホテルのようにかなり洗練されている、という感じはなかったです。
デッキは以下のような感じです。
デッキはとても広いです…!
向かいには1泊目に泊まったヴィラがある島があるので水平線は見れませんが、その分遠浅で海の綺麗さは抜群でした。
3泊目:ザ・ムラカ
ザ・ムラカは2018年に開業した世界初の水中レジデンスです。水中1階と水上1階の2階建てで、水中階はガラスの壁で囲まれているため、頭の上を魚が泳ぐ中で寝るというありえない体験ができます。
海が目の前に広がるバスタブ付きバスルームやインフィニティプールのある屋外デッキなど、豪華を詰め込めるだけ詰め込んだような部屋でした。
建設費はなんと約17億円だそうです…!
水上階と水中階を合わせて650m²とありえないほど広くて驚きの連続でした。
水上階
- 2つのベッドルーム
- 専用のトレーニングルーム
- トイレ2つ・シャワールーム2つ
- 海が目の前に広がるバスタブ付きバスルーム
- インフィニティプールのある屋外デッキ
水中階
- ベッドルーム
- トイレ・シャワー
- クローク
水上階は、以下のような感じです。
とにかく広いのにどこを見ても洗練された極上の空間です…!どこを切り取っても絵になるので感動しっぱなしでした。
水中階は以下のような感じです。
こんな場所があったのか…とため息が出るレベルでした。
水面が揺らぐ様子を水中から見ながらのんびり過ごせるのは贅沢 of 贅沢です。これ以上、最高の瞬間を過ごしたことはないかもしれません。
夜になると水中階周りをライトアップできるので、昼間とは一味ちがった幻想的な雰囲気を体感できました。
デッキは以下のような感じです。
デッキは2つあり、インフィニティープールがついたデッキと、ちょっと海を見れる小さいデッキの2つです。
インフィニティープールがついたデッキでは10人くらいでパーティーしても余裕そう!って程の広さでした。
遠浅で水色の澄んだ海というわけではなかったですが、これはこれでよかったです。海は水深10mほどなので飛び込み放題でした…!
驚いたのが水深10mありながら、晴れたら底まで見える透明度です…
魚もたくさんいたのでシュノーケリングするのが楽しかったです。
小さい方のデッキでは、綺麗な海と夕陽が見れました。ここでボケーっと海を眺めるひとときは幸せすぎました。
また、部屋にかなり広いキッチンがあったので、その場で朝食を作ってくれました(もしかしたら作ったのを持ってきたのかもしれないですが、見ていなかったのでわかりません)
まとめ:コンラッドモルディブは正直微妙(ザ・ムラカは最強)
モルディブ旅行に何を求めるか?によって、ホテルの良し悪しが決まると思います。
個人的には「洗練された高級ホテルでのんびりしたい」というのがあったため、ところどころ古臭さやスタッフが自由すぎるのがちょっと微妙だなと感じました。
1997年にできたというのは僕にとって大きなデメリットでした。2022年にリニューアルしたそうですが、それでも故障してたり、汚いなと感じたりしました。
モルディブとは言えど、1泊30万円ほどなので、もう少しいいクオリティだったら…と思います。実際にリッツ・カールトンと同価格帯ですが、クオリティは結構違いました。
ですが海の綺麗さは凄かったです。モルディブはコンラッド以外にリッツ・カールトンしか行ったことないですが、圧倒的にコンラッドの方が綺麗でした。
またザ・ムラカに関しては、もう別格です。
モルディブでもっとも高い部屋で、1泊500万円ほどするので、それはもう凄かったです…!
水中で寝たり、あれだけの景色を独り占めできたりしたのは、本当に幸せなひとときでした。奇跡が起きて、また泊まれることを今でも祈っています(笑)
以上、コンラッドモルディブの宿泊記でした!