「マリオットボンヴォイアメックスって最強カードじゃなかったの?」
「使ってたけど解約してる人をよく見返るけど、価値ないカードになったの?」
SNSや口コミを見てみると、「無駄だった」「やめとけばよかった」といったリアルな声があります。一方で「それでも使い続ける理由がある」という意見も見られます。
僕自身、前身のSPGアメックス時代から保有し、実際にあり得ないほどの恩恵を受けてきました。




しかし、2025年4月現在、正直このカードは「おすすめできない」と感じています。
理由は、以下です。
- 無料宿泊特典の価値が相対的に下がった
- ステータス付与の旨味がかなり減った
- マリオット縛りで旅行の自由度が下がる
- マイル価値が下落して交換の旨味も薄れた
この記事では、実際に発行後に後悔している人の声や解約理由を紹介しながら、僕自身が実際に使って感じたリアルな感想を忖度なしで正直にお伝えします。
マリオットボンヴォイアメックスを持って後悔する人・しない人
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持って後悔するのか?について説明しますが、先に結論をお伝えします。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持って損する人の特徴は、以下のどちらも満たしている方です。
- 年間150万円の決済がない
- マリオットホテルの宿泊が年間5泊以下かつ3ヶ月で30万円の決済がない
どちらにも当てはまる場合には、年会費49,500円以上の恩恵が受けられない(年会費をペイできない)ため、持っても後悔してしまう可能性が大きいです。
逆にどちらかを満たしていれば年会費分の恩恵を受けられるので損することはほぼないので、1年間持ってみて判断するのでOKかと思います。
ちなみに初年度は入会特典で合計39,000ポイントもらえるのですが、それに少し自分の決済で貯めたポイントを加えればそれなりのホテルに早速無料で宿泊できます。
なので安心して1年間お試ししてみてはいかがでしょうか?
10ヶ月目くらいで解約の旨を電話で伝えれば、2年目の年会費を取られることなく、引き止めも特に無くスムーズに解約手続きしてもらえます。
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ちなみに2024年現在、マリオットボンヴォイアメックスは入会キャンペーンを開催中です。

マリオットボンヴォイアメックスを持って後悔する2つの原因
そもそも「発行して損をする=年会費(49,500円)の元が取れない」というケースがほとんどです。
年会費の元を取れない=特典を使いこなせない、スペックの高さを活かせない、というのが全てなので、それらの点について細分化して説明します。
前提としてマリオットボンヴォイアメックスプレミアムの強み(特典、スペック)の中で、特に言及される箇所について整理します。
- ポイント還元率が1.0%以上と高還元率(マリオット関連では3.0%)
- ポイントを30以上の航空会社のマイルに交換可能
- ポイントの有効期限が実質ないので失効リスクがない
- 毎年更新時にマリオットホテルに1泊無料宿泊できる(条件あり)
- マリオットボンヴォイのゴールドエリートが付与される
- 上記はマリオットホテルでお部屋のアップグレードなど優遇多数
- 国内主要空港ラウンジや旅行傷害保険など旅行特典もあり
カード決済額が少ない
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムに限らず、カードの大きなメリットのひとつに「決済額に応じたポイント等の付与」があります。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムはポイント還元率が3.0%(マイル換算だと、ポイント還元率1.25%)と高還元率です。
ポイント還元率は1.0%以上だと高還元率と言われるため、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは紛れもなくお得なカードと言えます。
しかしそもそもカード決済が少ないことには高還元率であっても関係ありません。
たとえば…
- 年間1,000万円のカード決済:300,000ポイント
- 年間100万円のカード決済:30,000ポイント
という感じで決済額に応じて獲得できるポイントは大きく異なります。
300,000ポイントあれば高級ホテルであるリッツカールトンに3泊ほど無料宿泊できますが、30,000ポイントだと1泊も無料宿泊できません。
個人的には年間150万円を決済できなければマリオットボンヴォイアメックスプレミアムは発行する価値がないカードかなと思います。
年間150万円の壁
年間150万円を目安にしたのは、マリオットの無料宿泊特典がもらえるかどうかの境界線であるためです。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは、年間150万円以上決済すると、マリオット系列のホテルに無料宿泊できるチケット(無料宿泊特典もしくはサーティフィケート) がもらえます。
付与されるのは2年目からで、カード更新の2ヶ月後なので、仮に発行後すぐに150万円決済しても無料宿泊特典がもらえるのは1年2ヶ月後ほどです。
無料宿泊特典を獲得できるとマリオット系列のホテルに無料宿泊できるのですが、自分のポイントも多少加えることでリッツカールトンにも宿泊できます。
自分の手持ちポイントを15,000ポイントまで追加できて65,000ポイントまでのホテルに泊まれるます。
65,000ポイントで泊まれるホテルは、以下のような高級ホテルも含まれており、年会費49,500円のペイが十分可能です。




マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの年会費は49,500円ですが、それ以上の宿泊料金がかかるホテルも選択肢になるため、年会費をペイできて損せずにすみます。
マリオットの無料宿泊特典については、以下の記事でまとめています。

マリオットホテルにあまり宿泊しない
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムはマリオットとアメックスが提携して発行するカードなので、マリオット系列のホテルで力を発揮します。
なのでマリオット系列のホテルにそれほど泊まらないなら宝の持ち腐れです。
マリオットにまつわる特典としては…
- ゴールドエリート特典
※無条件で付与 - プラチナエリート特典
※年間400万円決済で付与 - 無料宿泊特典
※最大65,000ポイントまで
があります。
とくにエリート特典について掘り下げて説明するので、自分にエリート特典が必要なのか?の判断材料にしてみてください。
エリート特典
マリオットは会員ステータスが6種類あり、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを保有するとゴールドエリートが無条件で、年間400万円決済するとプラチナエリートが付与されます。
- 一般会員
- シルバー会員
- ゴールド会員
※無条件で付与 - プラチナ会員
※条件付きで付与 - チタン会員
- アンバサダー会員
上記の会員ランクの中でマリオットボンヴォイアメックスプレミアムに直接的に関係するのはゴールドエリートとプラチナエリートです。
ゴールドエリート
- 滞在ごとに25%のボーナスポイント
- お部屋のアップグレード
- 14時までのレイトチェックアウト
- ホテル到着時に、250または500ポイントのギフト
- 高速インターネットの利用無料
- ゴールドエリート会員専用デスク
- その他、シルバーエリートと共通 など
プラチナエリート
- 滞在ごとに50%のボーナスポイント
- 一部スイートを含むお部屋へアップグレード
- 16時までのレイトチェックアウト
- ウェルカムギフトの選択(ポイント or 朝食 or アメニティ)
- 50泊達成で年間チョイス特典
- ラウンジへのアクセス
- 朝食無料
- プラチナデスク
- その他、ゴールドエリートと共通 など
エリート特典については、以下の記事を参考にしてください。

上記のような特典があるため、マリオット系列のホテル宿泊時にはとても恩恵があります。
例えば、ゴールドエリートだとレイトチェックアウトと客室の無料アップグレード(空室状況による)があるので、1滞在で5,000円以上の価値を生むことが十分あり得ます。
もしも全くマリオット系列のホテルに宿泊しない場合には、上記のような恩恵を受けられないため、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの力を発揮できません。
しかしマリオット系列のホテルに宿泊してもお部屋のアップグレードができず「ゴールドエリートになっても意味なかった」という意見もあります。
以下のようにステータス保有者が多いためです。

どうせアップグレードできないならマリオットを選ばなければよかった!となるのも納得です。
なのでエリート特典を過度に期待すると「後悔した、無駄だった」となってしまうケースもあり得ます。
本音:マリオットボンヴォイアメックスは発行する価値が薄く後悔するかも
正直、今マリオットボンヴォイアメックスを「これから発行しようか迷っている人」には、積極的にはおすすめできません。
その理由と、今からでもカード発行して活用できる人の特徴を解説します。
特典の使い勝手とお得度がかなり落ちた
まず、特典の使い勝手とお得度が下がりました。
無料宿泊特典の価値が下がった
年会費49,500円を支払ってもらえる無料宿泊特典は、50,000ポイント以内のホテルに1泊+最大15,000ポイントまで追いポイントOKという内容ですが…
- 昔より50,000ポイントで泊まれるホテルが激減
- 週末や繁忙期はほとんど空室がない
- 結局微妙な立地のホテルしか空いていないことも多い
というのが現実です。
かなり自由度が高いなら、必要ポイントが少ない日を狙って無料宿泊特典を利用できますが、実際には難しいと思います。
例えば、1泊10万円を超えるリッツカールトン福岡に65,000ポイント以内で泊まれる日はありますが、月1回あるかないかです。
ステータス付与の旨味がなくなった
マリオットボンヴォイプレミアムを持っていても付与されるのはゴールドエリートであり、実際に泊まると「えっ、何の特典があるの?」と感じるレベルです。
- 朝食は無料にならない
- クラブラウンジは利用できない
- レイトチェックアウトも確約されない
- 客室のアップグレードも期待できない
仮にマリオットボンヴォイプレミアムで年間400万円以上の決済をし、プラチナエリートになれたとしても言うほど旨みはなくなっています。
まず客室の無償アップグレードですが、プラチナ会員が急増している上に、チタンエリート・アンバサダーエリートも多数存在するため、大幅なアップグレードはほぼ期待できません(閑散期などなら希望あり)
朝食無料で助かりますが、普通のビュッフェであり「めっちゃ豪華で美味しい!」となるホテルはほんの一部です。
クラブラウンジも、超高級ホテルには付いていないもしくはステータス特典で入ることができず、入れたとしても「軽くお酒と軽食をつまめる」程度で、旅行先の食事をラウンジで済ませる気には正直なりません。
マリオット縛りで旅行の自由度が下がる
無料宿泊やポイント消化を考えると、どうしても「マリオット系列のホテルがある場所」中心に旅行先を選びがちです。
例えば、「無料宿泊特典を消化しなきゃだから鹿児島に行く」というように特典ありきで旅行先を決めるようになってくると、本末転倒に感じる瞬間も増えてきます。
カードの恩恵を使い切ることが目的になってしまい、せっかくの旅行の自由度や満足度が下がってしまうのは否めません。
ポイント→マイルの価値も昔ほどじゃない
マリオットポイントは40社以上にマイル移行可能という魅力がありますが、最近はそもそもマイルの価値が落ちています。
例えば、2025年6月からはANAの特典航空券で必要マイル数が上がるという改悪が予定されており、ますますお得に旅行する(マリオットのポイントを使う)のが難しくなっています。
それに加えて、特典航空券の座席枠が減少しているのとマイル利用者が増加していることで、空きがほとんどないといった理由から、GWや年末年始はもちろん、普通の時期ですら航空券が取りづらいのが現状です。
さらには、海外の航空会社のマイルも改悪が続いており、以前はANAやJAL以外のマイルを使ってお得に旅行できていましたが、今ではその道もどんどん塞がれています。
マイルを自在に活用できるのは、相当なポイントを稼げる人や、複数の航空会社のマイルを戦略的に使いこなせる上級者に限られます。
一般ユーザーにとっては「貯めても使えない」ストレスの方が先に来るケースも多く、マリオットポイントをマイルに変えて使う価値が下がっています。
今からでも活用しまくれる人
今でもこのカードをしっかり活用できる人はいます。
時間の制約が少ない人
平日や閑散期に自由に旅行ができる人は、無料宿泊特典やポイント宿泊の際にお得なタイミングで訪れられます。
同じホテルでも、平日の何でもない日と休日を比べると、必要ポイント数が20〜30%以上高いケースが多いです。
それに加えて、閑散期のタイミングに行ければ、そもそも人が少なくて快適な滞在ができるメリットもあります。
たくさんのカード決済ができる人
まず、年間400万円以上の決済ができれば、プラチナエリートの資格を得られるため、朝食無料やラウンジアクセス、アップグレードなどの恩恵をある程度受けられます。
年間で400万円のカード決済ができれば、12万ポイント貯めることができて1泊15万円ごえのホテルに泊まれるため、年会費を差し引いても、うまく使えば十分に元が取れる基準のように感じます。
さらに、ポイントをマイルに交換してお得に航空券を取りたいと考えている場合は、カード決済額だけでなく「自由な時間」も重要になってきます。
特典航空券は取りづらくなってきており、空き状況に合わせてフレキシブルに動ける人でないと、せっかくのマイルも使いにくいのが現状です。
ぶっちゃけ、たくさんのカード決済ができる人は、よっぽどのお金持ちかエリートサラリーマン、もしくは事業決済(厳密にはNG)をしている方だけかなと思います。
ホテルをよく利用する人
年に数回以上、旅行や出張などでホテルに宿泊する人であれば、エリート特典のちりつも効果は無視できません。
朝食無料やレイトチェックアウト、アップグレードといった特典を繰り返し受けられることで、年間を通して見れば10万円以上お得になるケースもあります。
もちろん、ホテル選びがマリオット系列に偏るというデメリットはあります。ただ、逆に「ホテルに強いこだわりがない人」にとっては、選択肢が絞られている分、迷わず決めやすいというメリットにもなり得ます。
「どこでもいいから安定したホテルに泊まりたい」「一定の品質があればOK」という人には、マリオット系列を中心に旅を組み立てるスタイルは、むしろストレスが少なくて相性がいいかもしれません。
マリオットボンヴォイアメックスの解約方法(引き止めについても)
マリオットボンヴォイアメックスを解約する方法は、電話のみです。
電話番号は以下です。
オペレーターの方にカードの解約をお願いしますと伝えれば解約ができます。
とくに強引な引き止めはありませんが、人によっては好条件付きでの引き止めがあります。
好条件付きになる方として、それになりに決済額があったり、マリオット系列のホテルを利用している印象があります。
解約時の引き止めオファー
解約する際、人によっては引き止めがありますが、その内容は以下です。
- 年会費更新で無料宿泊プレゼント
- 30,000〜50,000ポイントの付与
- 1万円分の食事券のプレゼント
実際にTwitterなどでは「引き止めがあった!」との声が多数あります。



解約時の注意点
マリオットボンヴォイアメックスを解約する時の注意点は以下の通りです。
- 利用残高は一括での請求
- 家族カードやETCカードも解約
また、もしもマリオットボンヴォイアメックスを自動引き落としの支払いに登録している場合には、変更する必要もあります。
スマホ料金や公共料金などに設定している場合には注意してください。
マリオットボンヴォイアメックスの解約に関するFAQ
マリオットボンヴォイアメックスを解約するとポイントはどうなる?
カードを解約しても、マリオットボンヴォイ会員アカウント自体は残るため、ポイントは消滅しません。
ただし、ポイントの有効期限(24ヶ月間)に注意が必要です。
定期的なポイント加算がなくなると失効してしまうため、解約後もポイントを動かす手段(宿泊や移行)を考えておきましょう。
マリオットボンヴォイアメックスの解約前にやっておくべきことは?
- 無料宿泊特典が残っていないか確認(使い切ってから解約を)
- マイル移行などの予定があるなら、先に完了させておく
- ポイント残高を確認し、必要なら宿泊予約やマイル交換で消化する
解約後はカードが使えなくなるため、ポイント・特典まわりの処理は事前に済ませておくのが鉄則です。
今からマリオットボンヴォイアメックスを発行する価値はある?
正直、万人におすすめできるカードではありません。無料宿泊やマイル交換の価値が下がっており、使いこなせる人にとってのみ武器になるカードです。
- ホテル宿泊が年に数回以上ある
- 平日や閑散期に旅行できる
- 年間400万円以上の決済が可能
これらに当てはまる人であれば、まだ発行する価値があります。
マリオットボンヴォイアメックスを解約したらまた再入会できますか?
再入会自体は可能です。
ただし、入会キャンペーン特典(ポイントプレゼントなど)は原則一度きりなので、再入会時には付与されないケースがほとんどです。
タイミングを見て「また発行したい」と思えるなら、慎重に判断した方がいいでしょう。
マリオットボンヴォイアメックスの解約の引き止めはどんな内容?
人によって差がありますが、以下がほとんどです。
- 年会費の一部キャッシュバック
- ポイント付与の特典オファー
ただし、すべての人に来るわけではないため、あくまで「来たらラッキー」くらいの感覚でいましょう。
まとめ:マリオットボンヴォイアメックスが無駄カードで後悔しないために
そもそもマリオットボンヴォイアメックスは数あるカードの中で、かなりコスパ良いカードです。
しかしカードは人を選ぶため、中には宝の持ち腐れになってしまうケースがあります。
そういう場合には年会費をペイできずに無駄だったと後悔してしまいかねないので、以下をどちらも満たす場合には発行しないことをおすすめします。
- 年間150万円の決済がない
- マリオットホテルの宿泊が年間5泊以下かつ3ヶ月で30万円の決済がない
もしもどちらかだけなら、宝の持ち腐れとならず、旅行やホテルステイがより快適かつお得になる可能性が高いと言えます。
初年度は入会特典で合計39,000ポイントもらえるのですが、それに少し自分の決済で貯めたポイントを加えればそれなりのホテルに早速無料で宿泊できます。
なので安心して1年間お試ししてみてはいかがでしょうか?
10ヶ月目くらいで解約の旨を電話で伝えれば、2年目の年会費を取られることなく、引き止めも特に無くスムーズに解約手続きしてもらえます。
\今なら合計39,000ポイントもらえる!/