【25年4月最新版】マリオットポイントのマイル事情を完全解説!マイルへの交換方法から最大限に活用する技まで紹介!ANAやJALマイルは避けるべき?

マリオットポイントの大きな魅力として、39ものマイルへの交換が挙げられます。

しかし、マイルは複雑かつ人によって交換すべきマイルが異なるため「どのマイルに交換すればいいのか?」と迷ってしまうかもしれません。

また、例えばANAに乗りたい場合でも、ANAマイルではなく別のマイルに交換して予約した方がお得になる、というようなケースもあるため、この記事ではマリオットのポイントとマイルの関係について徹底解説します。

この記事の要約
  • マリオットのポイントは39の航空会社のマイルに交換できる
  • 交換レートは基本的に3:1(2社以外)
  • 60,000ポイントごと交換すると、3:1.25になる
  • 国内線なら無難にANAやJALが便利かつお得
  • 国際線は行き先によって交換すべきマイルが変わる

基本的には、マイル初心者の方向けに解説しますが、最後に、僕を含めマイルに慣れてる人がマリオットポイントをどのマイルに交換して使っているかも合わせて紹介します。

目次(タップで該当箇所へ)

結論:マリオットのポイントをマイルに交換するなら?

【大切】マリオットのポイントをマイルに交換する際の注意事項

マリオットポイントをマイルに交換する際には、以下の3点を気をつけてください。

60,000ポイントごとに交換する

マリオットのポイントをマイルに交換する際に、60,000ポイントごとマイルに交換すると、ボーナスマイルが5,000マイルもらえます。

通常の交換レートは基本的に3:1なのですが、60,000ポイント→20,000マイルではなく、60,000ポイント→25,000マイルになります。

ちなみに、12万ポイントや18万ポイント、24万ポイントをマイルに交換してもOKです。60,000ポイントごとに5,000マイルがもらえるため、例えば24万ポイント交換したら20,000マイルもらえます。

マリオットのポイントの交換上限は240,000ポイントまでであり、1日1回までしか交換できないです。

遠ければ遠いほど、クラスが高ければ高いほどお得に

マリオットのポイントをマイルに交換するときに、近場でちょこちょこ乗るよりも遠くにファーストクラスで行く方が、1マイル(=1ポイント)の価値をかなり高められます。

ここはマイルの知識になるので、あまり深掘りはしないでおきますが、以下の表で理解できるかと思います。

路線参考運賃必要マイル数1マイルの価値
東京〜沖縄
エコノミー
25,000円7,5003.3円
東京〜ハワイ
エコノミー
150,000円40,0003.75円
東京〜ハワイ
ビジネス
350,000円65,0005.3円
東京〜ハワイ
ファースト
700,000円120,0005.83円
東京〜ニューヨーク
ファースト
1,200,000円160,0007.27円

どのタイミングでマイルを使うと最もお得なのか?を考えるのをおすすめします。

交換先のマイルの有効期限を把握しておく

ANAやJALマイルは、有効期限が3年間です。

海外の航空会社は有効期限がないケースがありますが、交換先のマイルの有効期限は把握しておきましょう。

ちなみに、ポイントをマイルに交換するのに要する時間は、交換申請してから1週間ほどです。

国内線で使うならANAやJALでも全然OK

結論、国内線を利用したい際に、ANAやJALのマイルに交換して利用するのでも全然OKです。妥協ではなく、普通におすすめです。

以前はANAに乗るならユナイテッド航空のマイル(UAマイル)、JALに乗るならブリティッシュエアのマイル(BAマイル)、というのがお得になる技でしたが、改悪により、ANAに乗るならANAマイルでJALに乗るならJALマイルがお得です。

以下は、羽田〜福岡の片道に必要なマイル数です。

航空会社必要マイル数
ANAマイル8,000マイルほど
UAマイル12,000マイルほど
JALマイル8,000マイルほど
BAマイル10,500マイルほど

特典航空券の取りやすさも、2025年4月現在では大差ないと感じます。

UAやBAの方がいいケースもある

海外の航空会社のマイルは第三者の航空券を取れたり、有効期限が無期限というメリットがあるケースが多く、ユナイテッド航空もブリティッシュエアも該当します。

もし、二親等以外の航空券を取りたい場合や、有効期限が無期限がいい場合には、UAマイルやBAマイルを活用してみてください。

国際線はANAやJALじゃない方がいいケースもある

国際線になると「この路線ならANAマイルが必要マイル数が少ないけど、あの路線ならUAマイルの方が必要マイル数が少ない」という状況が多いです。

それに加えて海外の航空会社の場合は、燃油サーチャージがなかったり、安かったりするため、もし「⚫︎⚫︎航空の⚫︎⚫︎クラスに乗って⚫︎⚫︎に行きたい!」など明確に決まっている場合には、ピンポイントで調べてみてください。

以下は、ANAの往復航空券を取る際に必要なマイル数と燃油サーチャージです。

路線例ANAマイルUAマイル燃油サーチャージ
東京 → ソウル
エコノミークラス
15,000
〜23,000
17,600
〜22,000
ANA:約7,800円
UA:0円
東京 → 台北
エコノミークラス
20,000
〜25,000
22,000
〜26,000
ANA:約22,000円
UA:0円
東京 → バンコク
ビジネスクラス
60,000
〜75,000
76,000
〜90,000
ANA:約37,800円
UA:0円
東京 → ロサンゼルス
ビジネスクラス
75,000
〜85,000
120,000
〜135,000
ANA:約72,600円
UA:0円
東京 → ロンドン
ビジネスクラス
90,000
〜100,000
140,000
〜155,000
ANA:約72,600円
UA:0円

マイル数はANAマイルの方が少なくて済むけど、燃油サーチャージはかなり高い、というような状況もあるため、どちらのマイルがお得になるかはケースバイケースです。

マリオットポイントとマイル交換の関係性まとめ

マリオットポイントとマイルの関係性を整理します。

関係性の一例
  • マリオットポイントは39の航空会社のマイルに交換できる
  • 交換レートは、基本的に3:1(2社のみレートが異なる)
  • 6万ポイントごと交換すると、レートが3:1.25になりお得
  • 交換できる日本の航空会社はANAとJALのみ
  • ポイントをマイルに交換申請後、約1週間ほどで反映
  • 1日に交換できるポイントの上限は240,000ポイント
  • 年間マイル移行上限はなし

一覧表:マリオットポイントから交換できるマイルと交換レート

実際に交換できるマイルと、交換レートは以下の通りです。

ちなみに60,000ポイントごとに交換すると、ボーナスで5,000マイルがもらえる(=交換レートが3:1から3:1.25にアップする)航空会社がほとんどなので、マイルに交換する際にはまとめて交換するのをおすすめします。

アライアンス航空会社名交換レート
スターアライアンスANA3:1
シンガポール航空
タイ国際航空
エア・カナダ
ターキッシュ エアラインズ
コバ航空
アシアナ航空
エーゲ航空
TAPポルトガル航空
アビアンカ航空
ユナイテッド航空3:1.1
ニュージーランド航空200:1
ワンワールドJAL3:1
キャセイパシフィック航空
ブリティッシュ・エアウェイズ
アラスカ航空
カタール航空
アメリカン航空
カンタス航空
イベリア航空
ランタム航空
スカイチームデルタ航空3:1
エールフランス
大韓航空
サウディア航空
アエロメヒコ航空
ヴァージンアトランティック
非加盟エティハド航空3:1
エミレーツ航空
ハワイアン航空
ヴァージンオーストラリア航空
サウスウェスト航空
フロンティア航空
海南航空
ジェットエアウェイズ
ブエルリング航空
エアリンガス

マリオットポイントをANAマイルやJALマイルに交換する手順

マリオットのポイントをマイルに交換は会員ページから簡単にできます。

まずはマリオットボンヴォイの会員ページにログインします。次にポイントからマイルへの交換というページがあるのでアクセスします。

アクセスすると以下のページが表示されます。

マリオットのポイントをマイルに交換

上記の「ポイントの移行」をクリックします。

マリオットのポイントをマイルに交換

上記のページに移行したら、交換したいマイルを選択し、マイレージプログラム会員番号を入力します。

ANAならANAマイレージクラブ番号であり、JALならJALマイレージバンク番号です。

移行するポイント数ですが、60,000ポイントごとだと5,000マイル追加でもらえるので、できれば60,000ポイント刻みで交換するのをおすすめします。

JALマイルに交換する場合は、以下のような確認画面になります。

マリオットのポイントをマイルに交換

問題なければ「変換」をクリックすると、本人確認に移ります。

マリオットのポイントをマイルに交換
マリオットのポイントをマイルに交換

登録してあるメール宛に確認コードが送られてくるので、それを入力したらポイント交換申請は完了です。

上記の流れで、マリオットのポイントをマイルに交換できます。

もしも不安な場合は、マリオットに電話して口頭でポイント交換申請をすることも可能です。

カード裏の番号にかけて、スタッフの方に対応してもらいましょう。

マリオットのポイントをマイルに交換するのに関するFAQ

マリオットのポイントをマイルに交換するときに手数料はかかる?

いいえ、手数料はかかりません。

マリオットのポイントはどこでマイルに交換できる?

Marriott Bonvoyの公式ウェブサイトまたはアプリで交換できます。「ポイントの交換」メニューから航空会社を選択し、マイレージプログラムと連携して交換申請を行います。

マリオットポイントをマイルに交換するデメリットはある?

基本的には、ホテル宿泊で利用した方がお得になるケースが多いです。

しかし、マイルに交換してビジネスクラスやファーストクラスに乗る場合には、マイルに交換した方がお得になる可能性が高いです。

マリオットのポイントをANAやJALマイルに移行した後にキャンセルできる?

一度移行したマイルは原則キャンセル・払い戻し不可です。航空会社側の規約にもよるので、移行前に確認をおすすめします。

マリオットポイントからマイル交換でキャンペーンや増量特典はある?

はい、年に数回、特定の航空会社(例:Avios・AAdvantage)で10〜30%増量キャンペーンが行われます。大量移行の前に、キャンペーン有無を確認するのが賢いやり方です。

マリオットポイントのマイルへの交換まとめ

マリオットポイントのマイルへの交換について、詳しく解説しました。

マイルは改悪が頻繁に起こるため、2025年4月現在では、ANAマイルやJALマイルに交換するのが無難です。

もし、行き先や座席クラスが決まっている場合には、ピンポイントでしっかり検索してみて交換先を選んでください。

おまけ:上級者はマリオットポイントをどのマイルに交換する?

選び方の基準

  • 燃油サーチャージがかからない航空会社(例:アメリカン・アラスカ・UA)
  • 片道OK・Stopover可など、自由度高め
  • 発券のしやすさ&マイルの有効期限の長さ
  • 提携パートナーが強く、自社便以外も価値が高い

マイル交換先

航空会社人気の理由・狙い方(※修正版)ターゲット路線例
アメリカン航空(AAdvantage)・ワンワールド上級特典に強い
JAL国際線(東南アジア〜欧州)に強い
サーチャージ無料&片道OK
JALビジネスで東南アジア/欧州
アラスカ航空(Mileage Plan)Stopover片道OK&お宝特典多数
・JALファーストやキャセイに強い
JALファーストでNY、キャセイで欧州
カタール航空(Privilege Club / Avios)ブリティッシュAviosと統合済み
Qsuite(最上級ビジネス)に乗れる
東京〜欧州で超高効率
東京〜ドーハ〜パリ・ロンドンなど
ブリティッシュエア(Avios)長距離国際線に強く、Aviosが貯まりやすい
東京〜ロンドン/ヘルシンキなどに好相性
・※JAL国内線は改悪済&今は微妙
ヨーロッパ方面、イベリア航空との連携も良い
ユナイテッド航空(MileagePlus)ANA国際線で燃油サーチャージなし
・片道OK&発券サイトが使いやすい
・※ANA国内線は2024年以降コスパ悪化
ANAでバンコク・ホノルル・ソウルなど
シンガポール航空(KrisFlyer)自社の上級ビジネスクラス特典が取りやすい
・アジア〜欧州に強い
シンガポール経由の欧州ビジネス
ターキッシュエア(Miles&Smiles)アジア〜欧州で意外な掘り出しルート
・コスパのいい特典が残っている
イスタンブール経由ヨーロッパ
目次(タップで該当箇所へ)